弱い雪から晴れて

 

 弱いが2日続きの春の雪に閉じ込められていると、やっと晴れた。

 我慢した割には、褒美はなかった。

      

          


        雪融けの水分が霜になったのをまとう仏の座

 

 酒は早めに始まるし、量は減らずに募るばかり。

 それでも暮れゆく景色を眺めながら、頭が ・・・ いい加減になっていくのがいい ・・・。

 

 それが、日が延びたから暮れ方が長い。

 うっかりすると、その効果で、こっくりなどやってしまう。

 

 沈む夕陽を追っかけて明日の天気などを心配している。

 東を振り返る。月が昇ってくる頃合いだ。

          

           18:25  月齢15.2

 

 今夜は、二月の満月のはずだ。スノームーン ・・・とか。

 

 名付けた米では、    

    真冬で、収穫する植物や新たに開花する植物、活発に活動する動物も

   少なくなって、雪以外の際立った特徴が見つからなかったこと

                              に由来するとか。

 

 二月の月を、そんなふうに呼ぶ慣わしは日本にはなかった。

 それでも、春を待ち望んで、その最初の兆しにちなんでいると思えばいいか。