水再び氷に

 

 春めいたと思ったら、寒い寒い。

 二日続き霙交じりの日になっている。

 

 ちらあり、ちらありと、雪が舞っている。

 風景の、水分が残っているところに、新しいのが積もる。

     

          

 

 

 4日前に、雨水を確認した。

 雪が降ったっていいが、そう続けて来ては困る。

 

 身体の寒暖の意識がますます狂ってしまう。

 今年も暑い日々を覚悟しなければならないかと思ったところに、逆の情報だ。

 

 起床直ぐ外の気温を確認しようと外に出ると、+1℃ 。

 家を巡ると、昨日の融けた雪が南天にくっついているを見付ける。

          

          

 

             雨氷 うひょう だ。

 

 この間、むこう3か月の長期予報が出た。

 季節は間違いなく進んでいくと楽観していた。

 

 気温平年並み或いはやや高いの春、夏だったと見ていた。

 ここで少し逆行したようで、また狂ってしまったか ・・・ と、不安が募る。

 

 ヒトは、世迷いごとを言いながらそれに併せて何とか暮らすが、自然の驚異が牙を

むく事態が起こりはしないかと、不安が芽生える。