オリオンを見る


 午後のラジオが「オリオン」を伝えていた。
 私には全く遠い世界の、エイジアエンジニアの「オリオン」。
 ラップ調の曲。10年頃の曲か。
 YouTubeで聴き返す。


      ダメになりそうなそんな夜も 寂しくて眠れない夜も
    二人を見守るよオリオン 君に逢いたい
    切なさに泣き出した夜も 距離に負けそうな夜も
    二人を繋げるよオリオン 君に逢いたい

 クリスマス前だから ・・・。


 冬の星座の代表オリオンを見る。

イメージ 1


 冬の星座の代表だが、空が澄んで広くて見つけにくい。
 中央に三つ星が並んでいるのが目印。これが、和名で「鼓星」と言われる真ん中の絞った部分になる。(あるいは砂時計の細くなった部分。)
 そして、鼓の左上の明るい星ベテルギウス(とプロキシオン、シリウス)がつくる冬の大三角も見つけるヒントになる。(22日20時なら南を向いて、少し東寄り、高く見上げるところに、この三つ星が見えるはず。)

 先週、ふたご座流星群を見ることが出来なかった(天候のため)ので、ゆっくりと冬空を眺める。
 ギリシア神話がいう「オーリーオン」が見える。

 
 誕生宮を見たり、和名の付いた星座を探したりするのに、小学生が使うような星座早見盤が便利だ。
イメージ 2
 

 清少納言が言う、
     星は、すばる。彦星。夕づつ。よばひ星、すこしをかし。
    尾だになからましかば、まいて。(『枕草子』236段)
    (口語訳:星といえば,まず,すばる。彦星や宵の明星もいい。
       流れ星も興味深い。でも尾がなければもっといいのに。)
    「尾など残して派手に流れていたら,せっかくのデートが
    人目についてしまうじゃないの。」と言ったのだという。