2,3週間前の天候に、びわの花が盛りと咲いている。
実を採るために栽培しているわけではなく、昔の人が「何かしら実が付いて、食べられるものがなる木を」と、敷地や畑の隅に植えたものだ。
12月だというのに毎日暖かいものだから、すでに満開になっている。
しみじみ見ることは少ないだろう。
この冬の時期に咲いて、来年梅雨の頃に、黄色く甘い実を結ぶ。
このまま放っておくので、小さく固いが熟すれば確かにびわとなる。
ところが、暖かいのと、栽培技術の進歩で、明るい色の花や実を楽しむことが出来るようになって、忘れられようとしている。