読みたいときが読書時


 東京に住む台湾人作家が、台湾語・中国語・日本語、3つの母語の狭間で揺れ、惑いながら、自身のルーツを探ったエッセイを読んだ。

 目と足で検証しようと思えば、比較的新しい情報が必要だ。歴史的な追体験には、静かな資料に頼ることになる。

  そのために、何冊かの本を買った。
  本屋をいくつか廻り、求めるものが手に入らず3日が経っていた。
  夜遅くなって、onlineで買うことが、今更ながらの近道だと決して 
  ディスプレイで見ながらクリックするだけ。

 本が届いた。

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 本を手にした嬉しさは、近くの本屋で手に入らなかったからよりも、注文してから届くまでの速さにあった。
 読みたいと思った時、長い時間をおかないで、それが可能になることだ。それが、読み時よみどきであり、確かな読後感につながるだろう。

 2週間ほど前は、土日を挟んだせいもあろう、丸4日かかった。(東京から150㎞)
  今回は、およそ1日と13時間だった。

 本屋も丁寧だった。発送手続きが完了した段階でメールをよこしている。発送方法・配達日の目安が入っている。
  そして、伝票番号を入れているから、 配送業者も引受から配送状況まで検索できるようにして、サービスしてくれる。
 

 私たちは受取やすい。本の読み時を逃さない。