8月1日を「釜蓋朔日かまぶたついたち」と呼んで、「地獄(あの世)の釜の蓋が開く日」とされている。
御先祖様を迎えるため、この日に釜の蓋が開くことを喜んで、炭酸饅頭を作ってお供えするという言い伝えがあると、子どもの頃から聞かされてきた。(栃木県北部に限られた風習だとする人もある。)
地獄からの道のりが遠いため、お盆に間に合うためには
8月1日に出なければならない。釜の蓋から飛び出して13
日間かけて帰って来る途中の食糧にして貰うということだ。
炭酸饅頭は、いかにも田舎の饅頭だ。
作り方やお供えする数も様々のようだが、和菓子屋やスーパーなどにも並んでいて、根強い風習だと感じる。
墓掃除も1日から始めるのが本来らしい。
雨風が来そうだから1週間前ぐらいからにしようと思う。