3点セットで国会紛糾


   10日、加計学園獣医学部新設をめぐり愛媛県が3年前に作成
  した文書中に、安倍首相と学園理事長が学部新設の計画について
  会話したとうかがわれる記述があったことが分かってから、

3日間、国会では安倍首相が出席する集中審議が開かれ、自衛隊の日報、加計学園獣医学部開設、森友学園への国有地売却、自衛隊の日報という3つの問題について、野党の追及が続いた。


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 11日、国会で最も議論が紛糾したが、愛媛県の文書が発覚した加計学園の問題。立民の枝野代表は、面会自体を否定している柳瀬氏と愛媛県のどちらがウソをついているのかと激しく追及した。

 立民枝野「愛媛県の担当者が、聞いてもいないこと書いたんですか」

 安倍首相「愛媛県が作成した文書の評価について、国としてコメント
      することはできないわけです」

 立民枝野「論理的に(元秘書官の)柳瀬さんがウソをついているか、愛 
      媛県の担当者が聞いてもいないこと勝手に書いたか、二つ
      に一つじゃないですかって聞いてます」

 安倍首相「私は部下を信頼をして仕事をしているところでございまし
      て、柳瀬元秘書官の発言を、私は信頼をしているところで
      ございます」

 
   また、希望の党の玉木代表は、愛媛県の文書にある安倍首相と
  加計理事長との会話が事実なのかただした。



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 2つ目は、「内閣総理大臣が“ウソ”?」というもの。

 希望の党・玉木代表「加計理事長との会食の中でこういう会話が出て
           きたことはなかったんですね」

 安倍首相「獣医学部の新設について話をしたことはなく、そして、
      ご指摘のようなやり取りを行ったことはないと」
    
       なんだ、この「ご」。ふざけるな。


 希望玉木「(愛媛県)知事がちゃんと会見をして、本物だと言ってるん
        ですよ。(安倍首相が)嘘をついているかもしれないと
       思って質問するのは、残念ですよ」

 安倍首相「ウソつきという以上は、明確に私がウソをついている証拠
      を示していただかなければいけないと。少しわきまえてい
      ただきたい」


        学部新設の意図を初めて知ったのはこれまでの答弁通り
      去年1月20日と。どうしても、ここに落ち着かせたい。

    これまでになく野党側、安倍首相ともに感情的になる場面が多
  く、乱戦模様だった。


 3つ目、森友学園の問題では、財務省太田理財局長は、ゴミの撤去費
用について口裏合わせの文書を作り、森友学園側に署名を求めていたことを明らかにした。


   官僚のモラルに関わる深刻な問題だ。国会は日報問題を含む3つ
  の大きな問題を抱えて混迷の度合いを深めた。



 もう「忖度」による仕事、自らの身の処し方、人間関係、そして出来上がっていた慣習(因襲)などを終わりにすべき時が来ている。
 疑惑、嘘、隠蔽、改竄、欺瞞、誤魔化し、記憶なし、拒否、否認、でっち上げ、すり替え … の答弁や政治姿勢、出尽くした。