長崎での指摘


 9日、長崎の平和記念式典。
 国連事務総長として初めて参列したグテーレス氏。


      イメージ 1 毎日


 一つの注目は、演説だった。

   
   核保有国は、核兵器の近代化に巨額の資金をつぎ込んで
  いる。17年には1兆7千億ドルが武器や軍隊に使われた。
  冷戦終了後最高で、世界中の人道援助に必要な金額の80倍、

   名指しは避けながらも、国連加盟国の大半が賛同した
  核兵器禁止条約に背を向けて「使える核」の開発をめざす
  トランプ米政権に向けた強い抗議のメッセージを込めた、

   米が国連への「圧力」を強めるなか、米ニューヨークの
  国連本部では言いにくいことを、長崎から世界に発信した
  ようにも見える、                とする。毎日


 「核の傘」=現在日本は、米の核の傘の下で安全保障政策を行っている。核の傘による米の抑止力に丸々依存しているのだ。


   核兵器禁止条約参加が、その安全保障政策と矛盾するよりも、

  被爆国が、加害国の核の傘に依存することの方が大きな矛盾だ。