教皇の訴え

 

 フランシスコ・ローマ教皇が来日し、被爆地の長崎市と広島両市を訪問した。

 それぞれで、核廃絶をスピーチした。

 「この場所は、わたしたち人間が過ちを犯しうる存在であるということを、悲しみと恐れとともに意識させてくれます。」という始まりだった。

 

        

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 長崎では、「核兵器大量破壊兵器を所有することは、平和と安定の望みへの最良の答えではない。」と、世界に向けて核兵器廃絶を求めるメッセージを発信した。

 広島でも、「戦争のために原子力を使用することは犯罪だ」と訴えた。

 

 教皇は核なき世界を強く訴えているが、日本政府は国連で採択された核兵器禁止条約に署名していない。

 日本政府が来日を要請し、安倍首相が教皇と歓談した、と報じられた。宣伝することで政治利用をされるだけにならないか ・・・。

 

 カトリック信者ではない私も、教皇の言葉を反芻したい。