長崎でも失態

 

 長崎原爆の日は、正式には「長崎 原爆犠牲者慰霊 平和祈念式典」だ。

 広島と同様に、原爆が投下された時刻に開会とするため、10時45分からで暑くなって

からで過酷なものになった。

 

         

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      500人に規模を縮小して行われた。

      平和を祈る式典が軽視されていくようで悲しい。

 

 広島で「読み飛ばし」の砲火を受けた菅首相は、長崎では式典に1分間遅刻して挨拶

し、非難を浴びた。

 

 確かに長崎を軽視しているという言い分はわかるが、マスコミが被爆者にそういう反

応を求めているようで見苦しい。

 

 

 力のかけどころが違う 

 昨年の安倍首相も、広島と長崎の式典挨拶がが酷似していて、「コピペ」などと批判

された。今年の菅首相の挨拶も、広島と同じ文言が随所にみられた。

 

ここ数年首相挨拶は、「被爆者の方々に寄り添いながら ・・・」、「総合的な

援護施策を推進 ・・・」を繰り返してきた。

 この点で、長崎の被爆者5団体の代表は、

   「寄り添われていると感じたことはない。」

   「被爆者は見捨てられている。」と感じていると報道したところもある。

 

         

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 任期満了で総裁選の話題が賑やかになってきた。

 菅さん、もともとある派閥の中心的存在でもない。20人の推薦人だって集まるかどう

かわからない状況だろう。 ― 寄らば大樹の陰の議員が多い中で ・・・。

 

 そこで、核兵器禁止条約に署名・批准して、被爆者が納得するような形にして、その

ポジションから退いた方が、菅さんらしいようにも見える ・・・。