五輪への東京マラソン

 

 東京マラソンは、、感染が拡大する新型コロナウイルスによる肺炎の影響を考え、

参加者の出場は取りやめ、エリート選手のみで実施するとされた。

 

   規約に基づき、参加料、寄付金は返金しない。特例として来年大会の出走権

  を与えるが、来年エントリーする場合は別途参加料が必要となる。

 

 男子は東京五輪出場選手選考会を兼ねている。       

 中村匠吾、服部勇馬に続く残り1枠を、大迫傑設楽悠太が競っているのだ。

 

 設楽悠太は、16日熊日30kmロードレースに臨み、 

1時間29分47秒で初制覇した。

 マラソンの前日本記録保持者には、

この大会の記録(30kmの日本記録)          f:id:komut:20200217205054p:plain Nishispo

更新が期待されたがならなかった。

 

それでも、東京マラソンで2時間4分台の可能性も感じさせるという声も残った。

 今世界には、2時間5分台で走る選手が、53人もいる。

 

   雨が打ちつけ、体を冷やし、向かい風が行く手を阻む悪天候だったようだ。

   最初の10kmは29'20"と30kmの日本記録を更新するペースを刻み独走態勢

  を築いたが、15~20kmのラップは15'32"まで落ち込んだ、らしい。

 

   2日の丸亀ハーフマラソンは折り返しまで先頭で引っ張りながらも失速して

  いたので、どうかと思っていた。

   今回も2位集団の猛追を受けたが、最後の5kmは15'04"とスピードを上げて

  ゴールしている。― 調整してきた意地が見せられた。

 


 ただ、この(30km)記録を42.195kmに換算すると、2時間06分16秒だ。

 自身の記録更新もないし、五輪候補もない。

 

 

 レース後に、「日本中が興奮するような走りをしたい。」と言っているのが印象

的だ。18年2月の東京で16年ぶりに日本記録を更新しているだけに、今回の東京で

厚底の新作をはいて、2時間4分台で走ってほしい。