近くの低い山の紅葉が茶に変わってきたり、霜が降りたりしている。
秋から冬に、一歩一歩進んでいる。
色づかない葉に、白い花を際立たせているのは、ヤツデだ。
玄関前で、幸運を呼び込もうとしている、と信じている。
歳時記では、冬に分類されているだろう。
イチョウが黄金色のトンネルをつくり出している ・・・という題の画像が溢れている
が、私の家から見えるところの樹は、まだそこまでには色付いていない。
一足先に紅葉したけやきと並んでいる。
この樹々の下に建つ家の主人が立ち寄ってくれた。
開花を楽しみにしていた皇帝ダリアが、今朝の霜ですっかりやられてしまったという
報告だった。
昨年の失敗に、ちょっとした注意点を告げ、楽しみにしていると言っておいたから、
なおさら残念だったのだろう。
ここらでは、皇帝ダリアは霜との闘わなければならないのだ。
秋が深まっているところ、冬が来たところが共存している。