12月がそこに見えた頃の天気は、いつもこんなものだったろうか。
週初めの霜は次の日にはなかったが、終日低温続きの半ば、そこに冷たい雨まで降っ
た。日中の気温も上がるはずがない。
東から吹いている風が原因らしい。
カサカサ音を立てて落ち葉が転がっている。
イブ・モンタンの『枯葉』(訳詩)
ああ、きみがしっかり覚えていてくれたらな
僕たちが友だちだった楽しかった時のことを
あの頃は人生はずっと美しかった
太陽も、今日よりずっと燃えていた
シャベルに集められた枯葉
あのさ、僕は忘れてなんかいないよ
シャベルに集められた枯葉
思い出と後悔も
北風が葉っぱを運び去る
忘れ去られた冷たい夜に
あのさ、僕は忘れてなんかいないよ
君が僕によく歌ってくれた歌のことを
今年やり残していることを思い出させる空だ。