よく行くゴルフ場も、いよいよ緑が濃くなってきた。
青い芝は、上を歩いても、クラブに打跡が付くいても、気持ちがいい。
一方、枯れてしまった木は目立つ。
左端の赤松が茶色になっている。
コースの真ん中にある欅の枝を、こんなに払ったものだから自然が
怒って、貴重な松を枯らしてしまったに違いない。
ホール攻略の邪魔になる、日陰をつくって芝の生育を妨げる、などと
考えて伐採や剪定をしているという。
今日のような風の強い日には、よくそれを防いでくれることがある。
ピンが傾いて、旗が真横に向いている。
瞬間的にでも10m/sを超えれば、グリーン上でもボールの転がりに
影響する。コースをつくる木々には助けられていることがある。
INスタートの午前中、風がまだ4m/sNNWくらいだったので、No.18で短いパットを
外しただけの1ボギーだった。
しかし午後のOUTでは、カップの上まで打ってしまったものは、2回のパッティングを要し、半分をボギーにしてしまった。
ゴルフは自然との闘いだ。
芝でも、砂でも、地面の凸凹でも、その性質を理解して仲良くしなければ勝てない。
風や雨、コースをつくる木々についても同様だ。
客を呼ぶために、コース攻略にスタイミーな木を伐採してしまうのは言語道断だ。
間もなく枯れてしまうだろう赤松。
100年近く年輪を重ねてきたものだろう。
残しているだけで、このゴルフ場の存在価値がある。
切ってしまったり枯らしてしまったりしては、それはない。