新型コロナウイルスの新たな変異株を受けた水際対策の強化が発表された。
27日から南アフリカ、エスワティニ、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、レソトの6カ国の入国規
制を強めたが、モザンビーク、マラウイ、ザンビアの3カ国が加えられた。28日0時から。
これらの国からの帰国者や、在留資格を持つ外国人入国者に、
指定宿泊施設での10日間の待機を義務付ける。
南アフリカで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株について、
WHOが「懸念される変異株」に指定し、「オミクロン」と名付けた。
多くの変異が生じて、デルタ株などに比べて再感染するリスクが高い。
南アフリカあたりから広がった感染は、南ア近隣国からヨーロッパ、中東、香港など
にまで拡大している。感染者が指数関数的に増加していると表現された。
ニューヨーク株式市場では、オミクロン株の拡大で景気回復が遅れると
いう懸念からダウ平均株価が今年最大の下げ幅、世界同時株安の様相へ。
感染拡大を封じるには、水際対策強化が最善だ。
今でも空港検疫などで、一日5、6人の感染陽性者が出続けている。