この歳は

 

 待っていた通り、穏やかに晴れて、初日が顔を見せてくれた。

 思わずゆっくりと息を吸い込む。そして、頭を垂れる。

 深い沈黙に、今年の幸いの近づくのが聞こえているような気がした。

 

 

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 初日も、今年がこのようになってくれたらいい、という思いそのものだ。

 

 家近くの高いところに行って、待つ。

 お出ましを拝顔し、幸いを念じた。

    一生懸命に暮らしますから、どうかお守り下さいと ・・・。

 

 八分目でいい。食から望みから、それがいいという。

 今年は、それていこう ・・・。