八溝を歩くことから

 

 八溝を歩いてきた。

 

 3時間はかかるから、昼頃からその間に雨が降るかどうか確かめているうちに、

ちょっと遅くなってしまった。

 今年は暑い日が続いたとしても、9月に入ってからというのも遅い。

 

 歩き出せば、黙々と行くだけ。

 初めの2kmで300mは上るが、脚の動きはゆっくりなので心拍数は、きついと感じる

ところまではいかない。

 

        

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 片道7.2kmの2/3を行けば、やや平坦が続く。

 汗が止まるのは、それだけではない。

 右の谷の方から、溢れる名水群の水の音がきこえる。

 そして、吹き上げてくる風が涼しく、山頂が間もなくだと感じられる。

 

 平日の真っ昼間、朝まで強い雨、またいつ降り出すか分からない天気、車で上って

展望台で景色を見渡すことが出来る。

 

    せっせと歩くのは私だけ。

    行き交う車の人たちは、きっとそう思っているだろう。

 

 私は、歩いたり走ったりするのが途切れたとき、八溝を上ることから始めることにし

ている。トレーニングのスタートラインだ。前回は6月12日だった。

 今日八溝から帰れば、適当な間隔で走っていれば、ここに来なくていいのだ。
 

 

 出発の鳥居は標高380m、1022mの山頂までは7.2km。上り90分、下り60分。

 平地でのランニングが上手くいっていれば、これを走ることも出来る。

 

 

 山頂に近いところに、八溝嶺神社がある。

 健康で一生懸命に暮らすからお守りくださいと念じた。

 

        

        f:id:komut:20200903000830j:plain  靄の中

 

 ここから、怠け心だけが敵だ。

 滑りやすい道路を一気に下る。