円安が、侵攻のような進行だ。
19日の東京外国為替市場では円相場が、一時1ドル=128円70銭台まで下落し、2000
年5月以来、約20年ぶりの円安水準を更新したという。
この1カ月半で13円も円安が進み、円の下落に歯止めがかかっていない。
日米の財務相会談が今週行われることが決まり、市場では日米が為替の安定に向けて
協調していけるかが注目される。
為替は物価の変動に関係する。
円高・円安の影響は、輸入品価格の上下となって現れる。
私たちの身の回りの物の多くは輸入品に頼っているから、円安は全体的に物価が上昇
につながる。
さらに、続けばインフレ状態も進むことになる。
生活資本の預金等も、目減りしていくのと同じ状況で、安心してはいられない。