金融緩和修正

 

 日銀が、現在の大規模な金融緩和策の修正を決め  20日、これまで0.25%程度に抑え

てきた長期金利の上限を0.5%程度に引き上げることになった。

 日銀が金利の上昇を許容することとなり、市場では事実上金融引き締めにあたる、と

いう受け止めから、円高ドル安が加速した。

         

         

 

 東京外国為替市場では円を買う動きが広がり、
  円相場は 一時 1ドル=132円台前半
    日銀の発表前と比べて およそ5円値上がり  8月以来円高水準
    午後5時時点の円相場 前日比 3円25銭安の1ドル=132円58銭から61銭

  東京株式市場は、午後の取り引きが始まると幅広い売り注文が広がlほぼ全面安
    日経平均株価のは終値 昨日より 669円61銭 安い 2万6568円03銭、
 
  債券市場では日本国債が売られ、長期金利の指標となっている10年ものの国債
    一時 0.460% まで上昇 2015年7月以来の水準
 
 
 財務相は、緩和的な金融環境を維持しつつ、市場機能の改善を図ることで金融緩和の持続性を高め、物価安定目標の実現を目指すものだと受け止めている述べた。
 
   黒田総裁は、 仮に長期金利の変動幅の上限を引き上げれば、長期金利は0.25%
         を超えて上昇することが予想され、金融緩和の効果は弱まる ・・・。
 
     今回は、 金融緩和の効果が企業金融などを通じて円滑に波及していよ
        うにする、大規模緩和から抜け出す出口戦略の一歩ではない と。
 
 
 物価安定目標の実現を目指すものと受け止めつつ、
     少しタイミングが早すぎるのではないか、
     回復基調に入ってきた日本経済が腰折れしないか、
     賃上げにマイナスの影響を与えないか
 

 円安が、原材料価格の高騰を抑制するだけでも期待が持てる。