大相撲春場所は、7日目。
綱取りに挑んだ大関・貴景勝が休場、昭和以降では初となる横綱、大関不在の異常事
態になった。
西前頭7枚目・高安は、ここまで6戦全勝で、絶好のチャンスに恵まれた。
ところが、西前頭5枚目・翠富士との6戦全勝対決に敗れてしまった。
立ち合いは、強烈なかちあげで攻めていった。
下からあてがわれ、右がのぞいたところで突き落としにあった。
60kg 差の小兵力士は、肩透かしが得意技だったという。
後半の8日間、番付上位との取り組みになるが、横綱・大関がいないのだから、ここ
までの6勝は減ることのない貯金だ。
大関を陥落してからも優勝に近づくチャンスがあり終盤に崩れていたが、今場所もま
た同様の状況が起こっている。
今の相撲でいいのではないか。前へ、前へ。