目に見えないコリジョンルール


 11日の阪神ー巨人戦の三回、巨人・小林誠の本塁突入プレーに対してコリジョンルールが適用され「アウト」が「セーフ」に逆転した。


    イメージ 1 Yahoo スポーツ


 走者がスライディングで本塁を狙う前に、捕手は捕球しているのは明らか。
 何でもかんでも米大リーグに合わせてやっているのは、如何なものか。あの牛みたいなMLBプレーヤーとは違うのだから、準ずる必要なんてないだろう。

 この何とかルールを適用すべきなのは、本塁以外でも、プロテクタを付けていない投手などの野手がベースカバーに入った時だ。(それ違うのかな。)

   VTR検証に委ねた。
   結果、責任審判の杉永二塁塁審は判定をセーフとし、巨人の生還   
  を認めたうえで、原口にはサッカーでいうイエローカード、「警
  告」を発した。
   原口のプレーが、小林誠に危険を及ぼしたかどうか、一目瞭然。

   大和の素晴らしい返球と、新ルールを意識した原口の絶妙なタッ
  チ。ファンが見惚(ほ)れるビッグプレーだったはずが、あっけな
  くビデオ判定で覆る。

   阪神の矢野作戦兼バッテリーコーチは「野球がダメになる」と言
  い、高代ヘッドコーチは「幼稚すぎる」と吐き捨てた。


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 13日、広島-中日戦の7回には、コリジョン(衝突)ルール適用について、ビデオ判定が行われた。

   一塁手が捕球後送球。本塁上でのタッチプレーでアウトの判定。  
  すぐに広島緒方監督がベンチから飛び出し、審判団にビデオ判定を
  要求した。

   走路をふさいでいたのではないか、という指摘だったと見られる
  が、約3分間の協議の末に「判定通りアウトとしてプレーを再開し
  ます」とアナウンスされ、コリジョンルールは適用されなかった。

 
 選手生命を脅かすような、悪質な衝突を避けるためのルールの適用、裁定については疑問が残る。
 野球をつまらなくしている。