その瞑想へ


 今日の相手は、芝ではなく雑草だ。
 黙々とならざるを得ない。


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 今のうちに抜いておけば、後が楽だろうと鷹をくくっている ・・・。
 日常生活で、これほど辛い姿勢は、他にない。
 まあそれに耐えて、しかも少しではあるが筋肉を鍛えることにもつながるであろうと思って、じっと続けてみる。

 ふと頭に浮かぶのは、ずうっと昔の祖母の姿だったり、昨日のワン
シーンだったりする。


 イメージ 2 ぽっと出たのは、元陸上選手の為末大(400m障害)の
 言葉だった。

  コーチの役としては、アスリートに内省を促す言 イメージ 3
 葉の使い方を意識しているという。
  敗戦の弁で、「気合いが足りなかった」、「守りに
 入った」、「集中できなかった」という言い方には、
 改善に向けた基準や具体性がないと言っている。
  どれだけ突き詰めて内省し、積み重ねるかが競技
 力の差として表れると説いている。

 
 それは、プロであるか、オリンピックや世界選手権のレベルであるか
などを問わないだろう。

イメージ 4   どう具体的に問題を解決したらいいのかを考える。
   そうすれば、日々のトレーニングが必然的に決まり
  一歩踏み出したことになる。この内省を、問題の精神
  的解決にとどめずに前進させる。


  その種目について、忍耐強く多くのトレーニングを イメージ 5
 行える人は、競技レベルを高めることが出来るだろ
 う。重要なことは量ではなく、どれだけ的確なところ
 に努力を惜しまないことなのだろう。
   
 除草作業は、私に瞑想の時間を与える。