フリーズ日本せいふ


 ノーベル平和賞を受賞した国際NGO核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の、広島で被爆したカナダ在住のサーロー節子さんが、授賞式で北朝鮮情勢等を念頭に、「何があっても決して核兵器を使わないで」と演説した。


      イメージ 1 9日原爆ドーム


 日本政府が「日本は平和運動の先頭に立つべきだ。」と言いながら、国連や国際会議の場では全く異なる振る舞いをしていると主張し、「一貫性がない。悲しい。」と述べた。


  日本政府は、日本人のほとんどが、唯一の被爆国だからその恐怖を
  よく知っている。そして、平和や核兵器をなくすことに関心がある。
   しかし、安倍首相は、個人的な親密さのために、トランプ大統領
  の政策を深く信じ、人々の声に聞く耳を持たない。
   フリーズしている。

 
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  8日、トランプ米大統領イスラエル
 首都をエルサレムと認め、米大使館をテル
 アビブから移すと表明した。
  すぐに、中東情勢の悪化を懸念する諸外
 国や国際機関から強い批判が出た。
  日本政府は表だって米国への賛否を表明して
 いない。河野外相は7日、「日本は大使館を移
 動するつもりはない。」と問答かみ合わず。
  菅官房長官も記者会見で「米国が発表したば
 かりで予断を持って発言することは差し控えた
 い。」と賛否を避けている。2nd froze !



 政治経済に興味関心がない者にも分かる。
 日本は中東諸国の石油に依存し、国連中心主義で中東和平にも力を入れてきた。しかし北朝鮮情勢の緊迫化で日米同盟をより重視せざるを得ないのが現状で、何も言えずにフリーズしてしまうのは仕方がないのか。
 近いうちに国際社会から態度を鮮明にするよう迫られるだろう。