雨に蛙出て来い


 その雨は一日では終わらず、翌日に持ち越した。

 つぎの雨の朝、私は雨の音で目を覚ましたのか、「マイあさラジオ」で起きたのか、どっちだったか分からなかった。
 しかし、その雨の強さと言ったら台風並みだった。


   起き出した。そして、畑に囲まれている我が家の庭に泥が流れ込
  まないように、小さな堀を作ってやらなければならなかった。
   朝飯前の小一時間の苦い労働だった。昔の人の知恵を思った。
   (夕方になって、やっと水が引いた。)


       イメージ 1 5:00 TEPCO


 玄関前の手水鉢を打つ雨が、激しく水輪みなわをつくった。


       イメージ 2


 この時、30mm以上降っていたようだ。宇都宮地方気象台

 
 午後、車で出掛けた。
 予想通り道路を、用水路から溢れた水が横切っている。

   ここで、カエルが躍っているはずだった。イメージ 3

 夕方帰るまで水は引かなかったが、カエルも
出てこなかった。啓蟄過ぎたぞ、としても。


 暦は旧暦で、正月の廿二日だ。
 まだ寒くても、当たり前か。