屈辱のマラソンから2日後、午後3時前に仕事が終わって、近くの運動公園の周りを走った。
気持ちは相当に痛めつけられているのだが、とにかく走れば気持ちも収まるだろうと ・・・。
こんな時間だが、広がる田んぼの中を走る。誰もいない。
走るが遅かろうが速かろうが気にする必要がない。
知っている人がいない、だ。
いつものように着替えたらストレッチもなしに走り出す。
1kmで脇腹が痛くなる。構わず走る。
時計がペースを示す。5分25秒/km 。
信じられないほどに、足も、腰も痛くない。
ワンウェイが好きな私は、公園を回るようにしてスタート地点に戻る。極僅か上りになる。
しぐれてきた北の方の空を見ながら、弱い向かい風に抗する。
時計が、今の私のベストを記録していた。
54分55秒(5’29”/km)
ペース、心拍数、ピッチ、ストライド、消費㌍ も悪くない。
やっぱりやってみようと思った。出来てから止めようと。