エピソードをつくる


 稀勢の里の引退を、9時前の車のラジオで聞いた。
 もう、相撲は見ない。

 アマチュアゴルファーにまだ引退は来ないので、コースに出る。
 一年中で最も寒い時季だから、この人たちは本当に元気なのだ。


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 暖かそうに動いているが、家にいたら暖房なしでは生活できない。
 両手にグローブをしている。厚手のウィンドブレーカー。
 日差しがたっぷりだが、6℃前後、10m/s近い北風。後で確認


 身体を動かした方がいいとか、ギャンブルよりましだとか言ってやっ
ているようだ。
 それでも、今日はちょっと辛いところがある。


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 ゴルフで、コースに設けた障害をハザードという。
 マウンドや樹木を越しても、池やバンカーがグリーンを遮る。
 グリーンは、表面が昼ごろまで凍っている。

 今日は、コースに出た人しか体感できないハザードを加えてくれた。
 強い北寄りの風が吹きまくったのだ。最大約17m/s 11時ごろ

 読みが当たって、運良くグリーンを捉えても、こぼれる。
 なおボールは、プレーヤーの意志と裏腹に、融けた表面の凸凹をさまようような動き。カップは、遠い、小さい。

   このたくさんのハザードの中を通り抜けてきたことが、
  何か小さな好運に出合ったときのエピソードになるかもしれない。