世界保健機関WHOがゲーム障害を依存症と認定したことを受け、国立病院機構久里浜医療センターが実態調査を実施して、その結果を公表した。
10代と20代の約12%が、休日に6時間以上ゲームをしていて、プレー時間が長い人ほど、学業・仕事への悪影響があると回答した。
そして、心身の不調を感じながらゲームがやめられないなど、依存傾向にあることが分かったという。
調査:1~3月 無作為抽出10~29歳男女 5690/9000人
過去1年間のゲーム経験者は85%で、機器はスマートフォンが8割を占めた。
1日当たりのプレー時間は、
1時間未満が、平日で40.1%、 休日で25.0%
6時間以上が、平日で 2.8%、 休日で12.0% 。
学業や仕事に影響が出てもゲームを続けたと回答したのは、
平日1時間未満の1.7% ←→ 6時間以上の24.8% 。
友人、恋人らとの関係を危うくしても続けたという人が6時間以上の14.9% 。
そのうち、
腰痛や頭痛など体の問題があっても続けた 40.5%
睡眠障害や憂鬱になっても続けた 37.2% 。
ゲーム時間が長くなるほど依存行動や起因する問題の割合が高く、それが数値として初めて示されたとする。
若い世代のゲーム脳の話につなげたい。