ゲーム障害

 

 世界保健機関WHOがゲーム障害を依存症と認定したことを受け、国立病院機構久里浜医療センターが実態調査を実施して、その結果を公表した。

 

 10代と20代の約12%が、休日に6時間以上ゲームをしていて、プレー時間が長い人ほど、学業・仕事への悪影響があると回答した。

 そして、心身の不調を感じながらゲームがやめられないなど、依存傾向にあることが分かったという。

        f:id:komut:20191128012848p:plain日本経済新聞


      調査:1~3月 無作為抽出10~29歳男女 5690/9000人

 

 過去1年間のゲーム経験者は85%で、機器はスマートフォンが8割を占めた。

 1日当たりのプレー時間は、

      1時間未満が、平日で40.1%、 休日で25.0%

      6時間以上が、平日で  2.8%、 休日で12.0% 。

 

 学業や仕事に影響が出てもゲームを続けたと回答したのは、

   平日1時間未満の1.7% ←→ 6時間以上の24.8% 。

 

 友人、恋人らとの関係を危うくしても続けたという人が6時間以上の14.9% 。

 そのうち、

     腰痛や頭痛など体の問題があっても続けた 40.5%

     睡眠障害や憂鬱になっても続けた 37.2%  。

 

 ゲーム時間が長くなるほど依存行動や起因する問題の割合が高く、それが数値として初めて示されたとする。

 若い世代のゲーム脳の話につなげたい。