記述式も延期か

 

 20年度開始の大学入学共通テストで、国語と数学の一部に導入予定の記述式問題を見送る検討に入ったらしい。

 

   約50万人の答案を短期間で、公平に採点するのは不可能などの批判が噴出し

  ているからだという。

        

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   共通テストでは、萩生田文科相の「身の丈発言」で、英語の民間検定試験の

  導入も見送ったばかり。

   大学入試改革の2つの目玉がなくななり、ずさんな制度設計が露呈した。

 

 

 この失策に、またしても援護射撃があった。

 

 f:id:komut:20191206101705p:plain 公明党の斉藤幹事長が萩生田文科相に対し、「来年度の導入について、見直

   し・延期を検討すること」と記した、記述式問題についての提言をした。

 

 英語の民間検定試験で見えてきた政府・文科省受験産業との関係を、より大きく映し出さないように、連立の公明党がフォローしたのだ。

 過半数割れに近い状態を選択できない公明党の功罪がここにある。

 

 英語の民間検定試験・記述式を導入しないことは、ますます勉強しない受験生をつくり、大学生の学力を下げるに相違ない。ー 別の項で書くことにする。