台湾蔡総統再選

 

 「今日、私たちは民主と自由を守った。台湾の人々が民主主義を重んじていることを証明した。明日から一緒に全ての困難を克服しよう。」 と、台湾総統選挙で再選された蔡英文氏が、ステージ上に現れ呼びかけた。大きな拍手が起こった。集まった支持者らは「総統、頑張れ。」と声をそろえて叫び、喜びの気勢を上げた。KYODO

 

 台湾の独自性を強調する民進党に、対中融和を訴える野党の躍進が予想されていた。

 学生団体が投票率を高めようとネットで寄付金を募る、帰省するためのバスを手配などはかなり効果的に見えていた。

 ところが結果は、蔡英文氏の圧勝だった。

       

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   過去最多となる800万を超える票を獲得した。

   同時に行われた立法院の選挙も民進党過半数を維持した。

 

 中国に対抗する姿勢で臨むことが支持された結果となった。

 続けて記者会見を行い、中国に対して「武力による脅しを放棄すべきだ。」と述べ、将来の台湾統一を目指し、武力の行使も辞さないとする中国に対抗する姿勢を示した。

 

       

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 私のなかの日本は、台湾の独自性を重視する蔡英文総統を「台湾」と認める。

 あの武力も辞さないという中国にすり寄ったら、台湾の文化そのもののすべてを失うことになる。

 

        

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 「雨傘運動」を率いたリーダー黄之鋒氏は、この総統選挙の結果に「台湾の多くの人々が民主主義と自由を守るという運命を選び、中国共産党権威主義に『ノー』と声をあげた。香港の人々にとっても貴重な瞬間だ。」と述べた、とか。NHK NEWS WEB

 中国の脅迫に対抗し続けるだろう。