立民の蓮舫副代表が29日の参院予算委で、 新コロナ感染拡大で生活に苦しむ大学生
への支援をめぐり、
「学校を辞めたら高卒になる。」と、発言した。
これを、マスコミが、この時とばかりはやしたてた。(お前、読売か。)
決めつけの、差別発言だというのか。
SNS上で批判が出たことを受け、蓮舫氏は30日、自身のツイッターで「言葉が過ぎました。」と謝罪したとか。
大卒の手前は、高卒だ。それでいいではないか。
大学での中途退学は、高卒。運良く職についても、大卒とは初任給が違う。
それが仕事を辞めるまでついてまわり、退職金から年金まで影響する。
さあ、昇進にまで関係しただろう。
批判する人たちも、蓮舫氏(さん)も、分かっていない。
私は、昭和50年代に大学で学んだ年代だ。
多分、授業料は年額24,000~36,000円に上がった。
ところが、奨学金が月額18,000円ではなかったか。(教員7年で返還免除)
さらに、幸運にも家庭教師のアルバイトもしていた。月15,000円だったか。
私は3人兄弟の長男、両親は小さな兼業農家の町工場勤め。そんな中で、大学にやっ
てくれた。弟たちもついてきた。
金銭的な余裕などないのは当たり前だった。
第一志望の外国語から国語・国文学に方向を少し変え、好きなだけ本を読んだ。日中
は、それまで我慢していた硬式球を追いかけた。鈍行での遠征はいい旅行だった。
初老の私に将来などないが、高卒に甘んじなかった10代の苦が、今を支えている。
コロナで、世の中が戻るかなあ、などと若い人たちを見る。
若い人たちには、大学を出ることにあまりメリットがないのか。だから、高校生が勉
強しないんだなあ。
大学生に金がないのは当たり前。
1年ぐらい休学して働いてから戻ったっていい。
4年間、働くことから逃れて好きなことが出来るのだから、そんないいことはないん
だよ。