実は聞かざる

 

    聞く耳があるとみられても、耳を傾けなければ、ないに等しい。

 聞く力があると言っても、答えなければ、その声を受け止めたことにはならない。

 

 その人は、聞く力をアピールポイントとしたが、さてどうだろう。                       

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 ああ、この人、岸田首相。

 野党の質問に「声をしっかり受け止める」と強調し、提案を受け入れるなど聞く耳

持つような姿勢が見られたが、安倍・菅政権の負の遺産など耳が痛いテーマでは、前政

権の答弁をなぞる場面が目立った。11日13日衆参院代表質問

 


 首相答弁の語尾が面白い。

 

   ・・・ のあり方の根幹に関わる問題であり、極めて慎重な検討を要する

 

   ・・・ ご指摘のような対応よりも、核兵器国を関与させるよう努力していかなけ
     ればならない

   ・・・ しっかり受け止める (としたが、再調査には慎重な姿勢を崩さなかった

                  

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     野党は 解散前に予算委員会を開くよう求めた

   

     政府姿勢 ・・・ 国会で都合の悪いことを聞かれるのが嫌という

         姿勢で聞く力はない、聞く耳を持たないこと

                         (を証明している) 

 


 国民は、2週間後の衆院選で、新コロナ対策、新資本主義による経済対策、安全保障

等に加え、 → 政治のカネの問題をはじめとする、前政権までの負の遺産への姿勢を

問うことが出来るだろうか。