就活生の依頼を受け、採用試験に使われる「WEBテスト」を代わりに受検したとし
て、関西電力に勤務する20代の男が警視庁に逮捕された。こうしたWEBテストの代行は
横行しているとみられるという。
ニュースで聞いても、私にはそのイメージがわかなかった。
入社採用試験がwebで行われる。もちろん合否判定の基準となる。
選考の初期段階で行われ、エントリー後にWebテストの受検を求められ
たり、点数の提出を求められたりするらしい。
大勢の応募者の中から優秀な就活生をふるいにかけることも出来るが、
人気の企業は応募者が殺到するため、採用基準を満たした就活生を効率的
に選考する手段としているようだ。
昭和の時代に採用試験に受けた者には想像が付かない。
受験者が少なかった頃は、時間をかけて選考していたのだろうが、昨今そんなことは
許されない。裏口、金、捏ね ・・・などもあったろうが。
会社の発展や昇進の希望なしなどを優先するということを、受験の時からはっきりと
言っているから、採用側もそれなりにやっているという気がしないでもない。
全国の就活生約300人になりすまして報酬として約400万円を得たとみられている。
代行は、エントリー先の東京都内のクレジットカード会社から受け取った
IDとパスワードでログイン。場所は問わず受検できる仕組みで、身分証など
を使った本人確認は求められなかった。
デジタル化が進行した世界の弊害だ。
アナログに戻せなんて言えないが、PCやスマホ では成り立たないものもある。