卵優等生落第

 

 マヨネーズを値上げするというニュースが、妙に寝起きの私に飛び込んできた。

   キユが、4月1日出荷分から、家庭用・業務用を、約3~21%の値上げ。

 

         ¥475→¥520 (税込)

 

     同社は、22年3月1日出荷分から家庭用のマヨネーズやドレッシング

    など85品目の価格を引き上げていた。この 450g は秋にも値上げして、

    436円からこの475円になっていた、ようだ。
          

 メーカーは、鶏卵価格の上昇を受けたと説明している。

 確かに、物価の優等生ではなくなったと言われた。

 

           円/kg

 

 インフルエンザ流行と、飼料用のトウモロコシの高騰が原因と言われている。

 鶏卵の供給不足が食品・製菓メーカー広がって、小売りにもさらに拡大するだろう。

 

 コンビニに、煮卵やゆで卵、サンドイッチやサラダが消えたとも聞いていた

 優等生は皮肉で使われるようになり、物価上昇に追随できていないともいえる。

 

   鳥インフルは春頃には収束するとみられるが、鶏の数を回復するには

   半年程度かかる。価格は下がりにくい状況が続くと見られている ・・・。

 

   先のメーカー、合理化と経費節減を継続してきたが、企業努力だけでコスト

  上昇分を吸収することは極めて困難で価格改定を実施せざるを得ない、と。

   企業是を、消費者は心では許してはならない。

 

 貴重な動物性蛋白質の摂取源として食卓にある、卵の高騰は、単に卵そのものの

値上がりだけではなく、いよいよ食の調達環境が変わったのだ、という課題を日本

人に投げかけているのか。