緑の中を歩くと

 

 夏日どころか、真夏日直前の29.5℃まで上がっていた。

 体感を全国各地のニュースが裏付けていた。

 

 それが今日まで及んでいる。

 曇り、午前中から西の風4~5m、7~18℃ と予想されていたのが、

 冷たい空気は確かに入ったものの、お日様は出るは、20℃手前まで上がるは ・・・。

 

 私の耕作放棄地の雑草も刈った方がいいよと言わんばかりだ。

 前の山の新緑も、色を濃くしている。

 その中で、野藤も質素ながら咲き出した。

 

 

          

         葉の色が可笑しいのは、日差しのせい。

 

 今年は気温の上がるのが早く、こんな山あいの土地でも、田植えの準備が進んでいる

ようだ。

 私はやらないから、そんなのを横目に見ながら歩く。

 趣味の世界の第一の師匠のところへは足で行く。

  この間、第二師匠から三番目まで出来たので、可しがたまってしまわないうちにと

 

 蝶だって寄ってくるし、野鳥の声だってそれはいい問い言っているようだ。

 小川の向こうに、満開の八重桜がある。

 

         

         


         

 予報が外れているせいで足も軽い。

 私は歩くとき、いつも遍路の気持ちになる。