この時季、旬を食べることをめあてにすると、その数は少なくもない。
筍を炊いて味わうのがいい。
桜は早かったが、その後の乾燥や低温で、なかなか出てこなかった。
ここに来て例年通り、雨と夏日の気温で顔を出したのだ。
今年は猪の訪問が少なかった。出る時期や場所に敏感でいつも
やられてきたが、今年はどこか一杯出ている所に行っているのか。
今年出なかったのは、冬の間に竹林の外側をさっぱりと伐採した
からかもしれない。
旧家の周りは猪に任せて、耕作放棄地と竹林の間に出たのを掘る
と、大きくても柔らかい筍を食べることが出来る。
うわ根に出た小さいものを、すでに初物として供えておいたから喜ばれるだろう。
柔らかい、いやこの歯ごたえがいい。
母の命日の一週間後だ。昔より早い。
根っこの方の少しかたいところの歯ごたえがいい。
煮物は焼酎のお湯割りにはぴったりだ。
さて次は、筍御飯にするか、天ぷらにするか。