「合格しました。」
君 (MAYU) の結果には しかなく、決まっているようなものと信
じていたから、LINEに、このメッセージが入っているのを認めずに暮らしていた。
「ごめん。」
よかった。よかった。
次のステージへの太鼓判を獲得!
さらに、「応援」あるのみ。
合格に相応しい受験生であることに、自信と誇りを持って、学び暮らして欲しい。
昭和中盤の人の私にとっては、この時期に行く大学
が決まるというのには、少し違和感があったが納得する
ようになってきた。
全国で、55万人を超える受験生のうちの3人に1人
が、「推薦」によって進学先を決めている。逆に、大学
がこれによって学生を確保している ・・・。
合格と言えば桜だったが、今は紅葉の季節になってしまった。
私は桜が見られず、周りを何度も失望させた。
教え子たちの受験を見て、貧しくて授業料の安い大学しかいけないと奮闘した自らを思い出す。
今、そんな話をしながら、父とも、母とも、昔の話を
したら面白かっただろうと思った。
ひなたぼっこには、お茶で。
お茶には、亥の子餅がいいかな、などと思った。
勝代伯母が笑っているようだ。