ふきのとうを食べる

 

 今日の日の出の時刻は、5時台に早まった。

 その春の光を浴びて、ふきのとうが大きくなった。

 

 おひたしで食べた。醤油だ。

 この、苦みがいい。

 

         

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 生のまま細かく刻んで、味噌を絡めるのもいい。

 苦みが残っているうちに、酒を口に含むと、春の香りは身体中に広がる。

 

 どっちが主かと問われそうだが、春らしい組み合わせだ。

 

 野鳥が梅や桜の芽をついばんでしまうと聞いたことがある。

 春先に苦い木の芽を食べて、厳しい自然に向かって体調を整えているのだとか ・・・。

 この自然を真似ているつもりだ。