今年も隣の老婆が、白菜をくれる頃となった。
一冬分を納屋の軒下に囲うために取り入れているらしい。
今年は数を減らしたら大きくなりすぎて持てないから、畑まで来いと200mくらい先
から呼ばれた。
私は、とても快く応じた。そして、ありったけの気持ちを出して礼を言った。
あの饅頭屋が閉じて、何を返そうか ・・・。
なるほど、これはいい出来だ。
かくして、年内の私の食事には、白菜の鍋と白菜の味噌汁が続くだろう。
8割が白菜だろうか。
味噌の効果と、味噌汁に変える都合上、味付けは醤油と五分五分。
しめじ、豆腐、豚肉などを、お印程度に入れる。
翌朝、もう一度豆腐を入れて、味噌をちょつと足した味噌汁が、またいい。
年内どころか、白菜がなくなる春先まで続いてしまうだろうか。