卵を1日に3個食べてもいいか、2個食べることがあるので、ふと考えた。
ひと昔前まで、
血管をしなやかに保つため動物性の食材を控え、とにかく野菜を食べるべし―
が、当たり前だった。
だが昨今では、そんな常識もすっかり塗り替えられているらしい。
卵かけご飯、牛丼にも、すき焼きにも生卵が添えられる。
コレステロールが多いので控えたほうがいい、とされてきた卵の扱い ・・・
ちょっと (大きく) 変わっているらしい。
コレステロールが多いので控えたほうがいい、とされてきた卵の扱いーだ。
15年厚労省と米のFDA(食品医薬品局)の食事摂取基準で、卵の摂取量の上限が
なくなったといる。体内のコレステロールの増加と卵の摂取量には関係がないと。
卵かけご飯を常としている私には、追い風の情報だ。
私の周りには、新鮮で旨い卵が手に入りやすいからだ。
口や身体に優しいのに加えて、蛋白質(アミノ酸)が卵黄に多く含まれるいるのが心強
い。栄養のバランス、値段、入手のしやすさ、調理の簡単さなどを考え合わせれば、
総合的にみていちばん優れている食材だ。
ここまでで、卵は文字通り「完全食品」だ。
それでも、1日に必要とされる蛋白質60gをすべて卵で摂ろうとすると、10個も食べ
なくてはならないから、好きでも入手が楽でも無理だ。
眼を向けるべき食材が2つあるという。
効率よくアミノ酸を摂ることができる豚肉。糖の吸収を助けるビタミンB1を牛肉の10
倍も含んでいるから、血糖値を抑えて血管を守るはたらきも兼ねそなえている。
もう一つは大豆、私には納豆だ。
ナットウキナーゼ、高血圧予防のカリウムなどを含むものだ。
アルギン酸を多く含むひじき、シトルリンを含むきゅうりや冬瓜
人参に含まれる色素のβ‒カロテンとリコピンでサラダ、
メラノイジンを含む赤味噌、等と組合せ・活用もいい ・・・。
卵はそれで大丈夫。
それぞれが含む栄養素について着目し、血管を老化させない食生活を考えたい。